読書録:「新・インナーゲーム」

新インナーゲーム (インナーシリーズ) 前回の投稿に引き続き読書録です。前回のコーチングハンドブック内でもふんだんに取り上げられていたティモシー・ガルウェイ氏のインナーシリーズの1冊。結構前に買ってはいたものの、中々読めずに放置していたのですが、このセルフ1、セルフ2、という独特の考え方をこの機会にあらためて本家から学ぼうと思い立ち、ようやく読み切ることが出来ました。
勿論このセルフ1,2という考え方がこの本の読みどころな訳ですが、それ以外で気になったのは「競争」に関する考察の部分でした。
相手に勝つということは負けた側にとっては不幸なことではないのか? もしそうであれば、それは人々の悪い面を引き出すだけでは無いのか? と。しかし、「勝つ」とは、相手を負かす(不幸にする)ことではなく、ゴールに到達するための「障害」に打ち勝つことであり、「真の競争」=(イコール)「真の協力」なのである、と書かれています。うーん、どういうことなのだ??という感じですが、本文を引用すると、

対戦相手同士が、相手を打ち破ろうとあらん限りの努力をする。しかしこの場合は、実は相手という人間を敵にしているのではない。単に、相手が「今、ここで」克服すべき障害を提供しようとしているにすぎないのだ。双方が、相手から提供されるこの障害を役立てることができる。

と書かれています。なるほど、、 確かにこう考えれば「競争」もとても素敵なことに思えてきますねぇ〜。


読書録:「コーチングハンドブック」の巻

NLPで最高の能力が目覚める コーチングハンドブック 知識と経験を最大化するセンスの磨き方コーチング、カウンセリング、心理療法、NLP、脳科学、ここしばらくはそんな感じの本を読むことが多いのですが、今日は最近読んだこの本をご紹介。表紙に「NLPで最高の能力が目覚める」と有りますが、NLPの解説書という感じは全く無く、ひたすらコーチとしての在り方といいますか、技術以上に大切な事が何なのか、といったことが書かれていて非常に良い本だなぁと思いました。コーチングを全く知らない人が初めて読むにはピンと来ないことが多いかもですが「コーチングが何たるかは分かったけど、今ひとつ上手くいかない」という体験が多い人は読んでみると凄く参考になるのでは無いでしょうか… 一気に読み終えましたがまたしばらくしたら読み返したい一冊でした。


毎年、近所の土手に桜の写真を撮りに行きます。今日はその内の一枚から。
光の当たり方によって、何の花なのか、何色なのか、全然見え方は変わってきますよね。
時間、場所、角度、同じ見え方は一つもありませんが、ただそれは見え方の話。当の桜は何も変わらず、ただそこにあるだけなのです…