毎年、近所の土手に桜の写真を撮りに行きます。今日はその内の一枚から。
光の当たり方によって、何の花なのか、何色なのか、全然見え方は変わってきますよね。
時間、場所、角度、同じ見え方は一つもありませんが、ただそれは見え方の話。当の桜は何も変わらず、ただそこにあるだけなのです…


トイレットペーパーと認知論

アドラー心理学の重要な考え方のひとつに「認知論」というのがあります。簡単に言うと「人を取り巻く現実は、全てその人の認知によって作られている」ということで、もっと言えば「世の中は全部思い込みである」みたいな感じですね…

要するに、人が「現実」だと思っていることは、その人がそれをどう認識して受け止めているか次第なので、その認識が変われば現実も変わってしまうのだ、と。

だから、現在や未来は勿論、過去すらも(例えば「悪い思い出だ」と捕らえていた認識が「良い思い出だった」と変わることで)変えることが出来る、という訳なのです。

と、やや真面目な話から入りましたが、昨日まで家族でキャンプに行っており、そのキャンプ場のトイレにこんな注意書きがありました。

注意書き

まあ別に普通の良くある注意書きと言えばそうなんですけど、そう思えるのも「ああ、変なモノ流してトイレが詰まると困るからだな」と認識するからな訳で、でも実はそれもこの文脈で言えばただの「思い込み」なんですね。

逆に、これを見て「ここにはトイレットペーパー以外は(肝心なアレですら)流しちゃいけないんだ」と認識してしまえば、もはやそこはトイレですら無く、「トイレットペーパー流し場」という全く意味の分からない施設になってしまいます。

後者がその認識のままであれば、用も足すことが出来ずに困り果ててしまう所ですが、これを前者の認識に変えることが出来ればスッキリと健康な状態になれる!

そして、その変化をお手伝いするのがコーチングな訳です!!(なんだこの例え…)


怒りをコントロールする

私が今実践しているコーチングはアドラー心理学をベースにしたスタイルなのですが、そのアドラー心理学をシカゴのアドラー研究所で学ばれた後、日本に持ち帰ったことで有名な野田俊作氏の本を先日ようやく入手することが出来ました。

「続アドラー心理学トーキングセミナー
勇気づけの家族コミュニケーション」

まだほんの数ページ読み始めた所ですが、その中で「ああ、そうだよなぁ」と感じた一文をご紹介します。

「怒りという感情は、相手を支配することと深く関係があります。他人を自分の思い通り動かそうと思う人は、怒るのです。だから、他人を自分の思い通りに動かすということをやめれば、怒らないですむわけです。」

今日も思い返せば「怒り」を感じる場面、あったなぁ… あのとき、そうか、相手が自分の思い通りにならないことで怒りを感じていたんだなぁ… 確かに考えてみればそうでした。勿論だからといってすぐに怒りを無くすことが出来るほど人は器用じゃないですよね。でも感情が沸いたときにこの言葉を思い出せばその怒りもいくらかコントロールすることが出来そうな気がします。(まあ、どうでしょうね、、 きっとすぐ芽生える機会はあるでしょうから、次に怒りの感情が芽生えたときに試します!)