キャンプと薪と体調不良

先週末、我が家では初の「キャンプ2連(テント)泊」という体験をしてきました。正直な所、超絶インドア派の私にとっては全くの興味対象外、強引に連れ出される事でも無ければ絶対に自分からはやらない事ですが、(対する超絶アウトドア派の)妻から「子供にも良い体験だろ!」と言われてしまえば参加しない訳にはいきません…

しかし、インドア派の自分(セルフ2??)の性なのか、頭痛、鼻水、喉の痛み、途中から寝込む程の体調不良に陥り、自身も大変、家族も大変、色んな意味で思い出深い体験になりました。

そんな体調不良の中でも何故か火起こしは私の担当、キャンプをする様になって初めて分かったのは火を付けるのって大変だということ。炭は勿論、薪だってちょっとやそっとチャッカマンで燃やしたくらいじゃ全然炎を上げてくれません。

粘って粘って火を当てたり、もっと燃えやすそうな枯れ葉、小枝を一緒に燃やしたり、工夫を懲らしつつやっと煙がモクモクし出しても当てていた火を離せばすぐにまた消えてしまいます。

バーナーの強い炎で激しく焚き付けながら、ちょっと火が付いたと思えば(劇的に体調不良なのに)うちわで猛烈に扇ぐ!!「ほら着け!炎を上げろ!!頑張れっ!!オマエは絶対燃えられるんだっ!!」と心で念じながら…

そうするとやっとブワッと炎を上げ始めますが、またここで手を緩めるとたちまち炎を弱め、消えようとしやがります。

しかしこれを繰り返す内に薪の中でようやく静かな消えない炎が燃え始めるんですね。炭になった薪の静かな炎が、今度は自分だけでなく、周りの薪まで焦がし、燃やし始めます。そしてそこに私がまた渾身のうちわ扇ぎで酸素を送り、炎がブワワワッと上がります。

これをいくらか繰り返し、ようやく薪達は大きな炎を高らかに上げながら、パンやら肉やら野菜やらを暖め、焼き、そしてあっという間に黒焦げにしてくれます。ありがとう薪達よ(黒焦げはやり過ぎだけどな)… そして最後に真っ白になるまで燃え切った薪達の姿はとても美しく、幸せそうに見えるのです(個人の感想です)。

なんか、「人」と似てますよねぇ~~


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