ヤクの毛を刈り損ねた一日

「ヤクの毛刈り」という言葉があります。
日常で割とありがちなことですが「○○をしたい」という場合に、それを実現する為に別の△△が必要で、さらにそれをする為に別の□□が必要、、 みたいな状況です。

元々ものを捨てるのが苦手な性分で、ずっと使っていない様なものを捨てられずにため込んでいることが多いのですが、流石に整理をしたいと思い、まずは読んでいない本を思い切って捨てようと思いました。

しかし、整理はしたいけれどやっぱり捨てなきゃ良かったと後悔するかも知れないと思ってしまい、捨てる前に自炊(本を裁断してスキャンして電子化するアレ)しよう!!と考えたのですが、裁断機やスキャナの置いてある作業机がまず書類の山で作業が出来ない!!!

ニワトリが先か卵が先か…
まず書類をどかす為にどこかにスペースを取らなくてはと思い、収納庫を開けて整理し始めると、またもや捨てたいけど自炊したい本が見つかったり、壊れたプリンターが出てきたりして、これを捨てようと思ったら粗大ゴミだから手続きの方法を調べようとなり、区役所のWebサイトを開いて確認… と、うおおおお!!!作業が一向に進まないっ!!!

という状況でした。
これらを、ことコーチング的な観点で捉えると、
「そもそもどうして整理したいと思っているの?」 とか、
目的論的に考えて「整理することで本当に得たいのは何?その目的は?」 みたいな問いかけをしそうになったりもする訳ですが、今日の自分(というかこの件?)は全くそういう気分ではありませんでした。

なので、そういうときは上記の様に問いかけることも不要。むしろ逆効果にもなりかねませんね。そうそうコーチングって、いつでも何に対してもそんな問いかけをすればいいという訳じゃないのですよね…

ということを、今日は身をもって実感しつつ、「ヤクの毛刈り状態」をアリアリと堪能する一日でございました。

 

 


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